2013-01-04

[]イノキボンバイエを見た

鈴川がミルコに腕ひしぎ逆十字で負けるってどういうことなんすかねって思いながら見ていたら、思っていた以上にしょっぱくてうんうんってうなずいてしまった。まあなんかひどいものを見ようと思ってひどいものを見ているのだからうなずくしかないのである。

小川vs藤田に関してもそういう部分はあるわけで、プロレスラーとして猪木のひどい部分を伝承している二人に何かを期待できるはずもなく、マイナスとマイナスを掛け合わせたらプラスになったりする可能性もあるのかなくらいのものだったので、まあやっぱりうなずくしかない。小川も藤田も上手くすればいいレスラーになってたと思うんだけどねえ。何年前にこのカード実現してたらときめいていたんだろう俺は。

しかし昔は猪木が仕切るとプロモーターとしての力量不足でぐだぐだになってしまうのだろうと思っていたけど、カリスマというか現人神みたいな扱いで周りが意見しないからこういうことになっているのかもしれないですね。猪木の好きにやらせるとこうなっていくと。いつもこうだ。優秀な二番手というか実働部隊がいないと駄目。猪木を上手く転がせる人がいないと駄目だ。

でもこういうのが好きだったんだよ昔は。予定調和やら大団円じゃない変な空気が好きだったんだなあって。でも藤田じゃねえけどつきあいきれないすよねもうそろそろ。だっていくらカタルシスみたいなのを提示されても、それをどこにも昇華してくれないのが解っているから経験上。その分奇跡的にきれいに着地出来たときに感動したりもするんだろうけどさ。ないからなあまず。

だから俺は今アメプロ見てる方が楽だし楽しい。ってなるのも間違っているような気もしないでもないけど、まあひどいものを見てひどいなあって思うのが楽しいって最近どこかに書いたような気がするなあと似たようなのを思い出してみたらエヴァンゲリオンだった。Qを肯定出来る人は猪木も肯定出来るんだろうか。どうなんだろうか。なんか同じくくりのような気がするよ。