2006-11-16

[]文章はどのように人に影響を与えるのかしら

感受性というものがあるならば誰しも経験があることでしょうが、小説やら漫画やら映画、テレビやら歌などを見たり読んだり聞いたりして、その直後から見える世界が変わったり、考え方、もっと言えば人生が変わったりといった経験が。

そのような経験というものはとても素晴らしいことだと思うんですけども、その体験がネットとかで発生するということがあったりもするのだろうかというようなことを最近思ったりしている。つまりは一個人が全く知らない他人の人生に介入する可能性というものについて。

どこでなにを感じるかというのはその人次第であるし、たった一言、たったの一文で人生が変わったりしてしまうことということもあるはずだし、実際にそのようなことは起こっているのかもしれない。自分は今のところそんな電撃的な経験というのをネット上ではいまだ味わっておらず、実感としてはそのような事があり得るのかしらんというような事を思っていたりもするのだけど、もしかしたら自分の書いたことも不特定多数の目に触れるところに文章を置いているわけであり、誰かのなにかを変えたりしている可能性だってないわけじゃあない。

そんなことになっていたとしたらそらすげえ事だなとも思うけれども、自分がそんなことに関わってしまっているかもしれないなどと考え始めるとうかつなことは書けなくなってしまうので、なるべく考えないようにしている。しかしまあ自分のためと思いながら書いている俺のような人間でもそのようなことを考えたりするわけであり、一回でもそのようなことを思ってしまった時点で以前と同じような姿勢で文章を繰る事というのは不能なのかもしれないと思ったので、ここまで読んだ人に今の俺の変な気持ちをお裾分けしたい。

というかでも不特定多数に向けた文章というものを意識して書いている人などの考え方とは根本的に違ったことについて考えているのかもしれないし、自分自身、劇的な変化はないもののなにかしらの感情は人様の文章で揺さぶられたりしているので、この話自体がまあなんだかよく解らない感じもしますが、基本的にいつもなんだかよく解らないことを書いているのでなんだかよく解りません。

[]ケン・イシカワ先生

朝ネットで情報を得て半信半疑のまま仕事に出かけて帰ってきたら、石川賢先生が急逝されておられたというのが事実であったことを知り愕然としている。石川賢先生の戦いはこれからだ!的なことが浮かんだりもしたものの、そんなものはなんの慰めにもならない。というか、良くも悪くも漫画版魔界転生で俺にいい年の大人でも漫画読んで心に傷を負わされることがあるんだ…ということを思い知らされたわけであり、正直いって熱心なファンとは言い難い感じではありますけれども、それでもゲッターロボをはじめとした大体の漫画は読ませていただいているので、結構な衝撃を受けました。今頃石川賢先生の意識は宇宙に行っているのであろう。はたまた魔界か。ご冥福をお祈りしたい。

あとまあ、恐ろしくて読んでいなかった柳生十兵衛死すをいよいよ読むタイミングに来ているのかもしれないなどと思ったりしています。あーもうゲッターロボの続きを読むことは出来ないのだな…。まさかこれがゲッターエンペラー誕生のプロローグになっているとか。そういう展開を期待します。石川賢先生の意識がゲッターエンペラーを生むのです。きっと。

[]メットマン

スーパーマリオブラザーズに出てくるマリオのはなくそファイアーボールが効かない黒いあんちくしょうことメットさんですけども、まあ昔からウォーズマンに似ているという思いはあったものの、メットが踏まれた瞬間にマスクが剥がれ落ちてお馴染みのウォーズマンの素顔が露出されたらどうしようとか想像してたらすんごく怖くなった。メットさんが。笑うなって。