■ [読書]「ジョッキー」 松樹剛史
久々に普通の正しい小説を読んだような感覚があったのだけど、じゃあ普段俺は何を読んでいるのかという。これはネットで結構評判がよかったので読んでみた。
色んな事情から能力はあるのだけども生活も成績もパッとしない、顔はいいのだけど冴えない競馬騎手の生活の話です。元々どういう人がこれを書いているのかは知りませんけれども、きっちりとした取材をされたんだろうなという感じの細かい描写が、読書に集中させてくれる感じで非常に面白かった。
元々競馬自体がもつドラマ性みたいなものが、フィクションと非常に相性がいい感じであり、今まで読んだ競馬漫画も大体面白かったので、この小説も競馬小説というだけで面白かったす。表現方法が独特というか、漫画だったら違和感のあるような描写も文章でそれを表現されるとすんなり入っていける感じであり、小説ならではという感じの面白さもあった。
ただなんとなく消化し切れていない部分があるような物足りなさというか、違う言葉で言えばもっと読みたいんですけど…という感じで終わってしまっているので、なんだかモヤモヤとするものが残った。けどまあ一つの理想的な終わり方なのかもしれない。これはこれでいいのか。
そもそも俺の競馬知識はほとんど初代のウイニングポストから来ており、そこからダビスタやらG1ジョッキーなどというゲームの世界で競馬に慣れ親しんでいるので、その感覚で読むと非常に面白い感じでありました。たぶん競馬知らなくても面白いんだろうなこれは。
■ [プロレス]杉浦さん
NOAH60分スペシャル鑑賞。GHCジュニア挑戦者決定バトルロイヤルを見たんですけども、予想通りの展開のなかで、百田の顔のでかさが際立った感じである。もうなんか三頭身とかいわれても違和感ない。いやちょっと言いすぎた。でもパッと見た感じ四頭身くらいに見えるなあ。
KENTAvs杉浦のタイトルマッチは普通に百田が解説していたのでよかったです。レガース付けてないのにバンバン蹴りまくる杉浦が怖いなあ。というか一つ一つの攻撃にすごみがあってよろしい。あとケンターつってるときの杉浦の声がキンターに聞こえてきて少し困った。つーかまあNOAHのジュニアはほとんど外れ無しというくらい最近は面白いんですけど、杉浦の試合はつまんなかったことが一度もないのですげえ。杉浦のプロレス頭はちょっとすごいと思うっす。杉浦面白いわあ。
あと2.9カウントの時のノアのレフェリーの動きが面白いのでそれをひっさげて細かすぎて伝わらないモノマネ選手権に出たい。