2007-05-07

[]「裁判長!ここは懲役4年でどうすか北尾トロ

サブカルっぽい雑誌になんか書いてる人という印象しかなかったんですけど、読んでみたら意外とこの人の文章はすんなりと入ってきた。この本は、著者が裁判所に行っていろんな裁判を傍聴してそれについて色々と主観を書くというような内容。

著者が傍聴人としてのレベルアップを果たしていく様というか、傍聴マニアへの階段を上っているところとかを見るのも面白いのだけど、とりあえずこの人の立ち位置が基本的には絶対的な第三者であり続けているという点が面白い。いや第三者って表現は違うかな…。そこら辺はまああれですけど、実際に何かが出来るわけではないけれども、そこの立ち位置で最大限楽しむといったら不謹慎かもしれませんが、まあ面白がることが出来るというのは一つの才能であるなあと感じた。

裁判の内容そのものもそれなりに興味は惹かれたし、交通事故とか本当にもうどうしようもない状況で起こしてしまう犯罪などは読んでいて薄ら寒くなったり、理解不能な事件にも薄ら寒くなったり、変態を見て薄ら寒くなったりと全体的に薄ら寒くなりすぎなんですけども、まあそれなりに面白かったですけど、多分俺がそこで傍聴したからといって同じように面白かったかどうかは疑問なわけで、こうやって自分の見たものを面白く読ませることが出来るという能力はなんだか凄いなあなどと感心してしまったりした。

裁判長! ここは懲役4年でどうすか (文春文庫)

裁判長! ここは懲役4年でどうすか (文春文庫)

[]みちのくさん

NOAH鑑賞。秋山・力皇vs高山・杉浦のGHCタッグタイトルマッチをやっていたんだけども、高山もそろそろ第一線で活躍できるくらいには復活してきているんだろうなあとカードを見て思ったのだけど、やっぱりまだ全盛期の動きに比べるとちょっとなあという感じもした。ちょっとした合間合間というか動作と動作の間に不安があるんだよなあ。まあ高山はいるだけで金が取れるくらいの存在感はあると思うのであんまり無理しないで欲しいなどとどこから目線かよく解らないけどそんなことを思った。特別高山が好きなわけではないんだけど。

で、高山がちょっとあれな分杉浦が素晴らしかったです。杉浦はいつ見ても大概素晴らしいので見ていると期待値が高めに設定されているというかハードルが高いのでちょっとくらいすごくてもまあ杉浦だからねえとか思ってもしょうがないはずなんだけど、毎回すごいと思わせてくれるのでやっぱりすごい。すごいばっかり書いてるような気がする。それはまあともかく力皇無双はたまにとんでもない説得力を生み出すのでびっくりする。毎回あのレベルの無双が出せるならなあ。ほんでTAKAみちのくを久しぶりにまじまじ見たけどあの髪型ってないよね。すだれみたい。もしくはカッパ。

[]そっちか

俺より一回りくらい若い人が何かの拍子に「どこのNARUTOかと」みたいなツッコミをしていて、その時俺は完全に「どこのキン肉マンかと」と思っていたので、こ…こういう所にジェネレーションギャップ…!と思ってちょっと感慨深くなりました。ドラゴンボールとかだったらまだ解り合えるのかなあ。