2007-05-14

[]「死言状」 山田風太郎

山風随筆集という感じですけども、なんかもうまともなんだけど無茶苦茶というか、大筋では間違ってないんだけども現実的ではないようなことをたくさんのべておられて非常に興味深い。正直に言ってしまうとあんまり興味のない話というのも結構あるんですけど、そういう文章も面白く読ませてくれるんでやっぱ山田風太郎文体は非常に馴染むなあなどと感じた。

もちろん興味深い話もたくさんあって、色川武大にまつわる話やら忍法帖やら他の作家さんに関する話はわりと興味深く面白かったんですが、後半繰り返し語られる人生観というか死生観というものが重いんだか軽いんだかよく解らない感じでありながら、なんとなくなるほどと思わされる感じがあって、単純にいいねえとか思う感じで。

にしても、解りやすい感じなのに随所にインテリ感を漂わせているというか、隠せない頭の良さみたいなのが出てきているのに、全然嫌味な感じがしないのが面白い。この人が何を考えているのか一回じっくりと話を聞いてみたいと思わせるような文章であった。それにしても小説同様この人の文章は感想が書きにくいな。油断すると面白いという言葉しか出てこない。

死言状 (角川文庫)

死言状 (角川文庫)

[]ドラゴンキッドさん

NOAH鑑賞。CIMAと丸藤の初顔合わせはわりとあっさりしていましたけど、ドラゴンゲートの人たちの動きって相変わらずなんだかよく解らないレベルである。NOAHのジュニアも次何やるか解ってないとそういうレベルではあるんだけど、たまにしか見られないと余計にそういう感じを受ける。それにしてもドラゴンキッドの動きは重力とかどうなってるのかよく解らなくなる。そして久しぶりに見た高岩はラリアットとデスバレーばっかり出していて、そういえば昔デスバレーボム連発しすぎて長州に制裁されたりしていたよねなんてことを思い出しました。あとムシキングテリーはあんまりエグい試合しちゃうと子供がドン引きしちゃうぜと思った。んで隣にいたウラタロスに憑依されたような人はいったい誰なんだ。