2007-03-21

[]「シグルイ 8」 山口貴由

若先生は決闘というものを描くのが本当に上手い。痺れる。正直この漫画の中で伊良子清玄対岩本虎眼先生を超えるのは不可能ではないか…と思っていたのだけど、質が違う面白さを見せてくれる。というか虎眼先生いなくてもみんな立派に狂われた。源之助やら三重が狂っているのは周知の事実ですが、これまで比較的常識のある方だと思われていた牛股権左衛門も狂いの片鱗を見せ始めている。皆殺しの衝動ってどんなだよ。

とにかくもうめまぐるしくも今回は全く理路整然とした感じで仇討ちが展開していくわけであり、あの虎眼流が無双の名を失った夜における虎眼先生の星流れが出たらお終いなんじゃねえのかという虎眼先生が戦っているだけで読んでる方が圧倒的に気圧されるような展開ではなく、こう来たらこうなるからこのようにして勝つのではないだろうか、あるいは負けるのではないだろうかという推測を持たせて、それを裏切って意表を突いてくるのが本当に上手い。

そしてここまで盛り上げたにもかかわらずこの戦いは静かなのであった。これだけ見応えがありこの漫画における見せ場の一つであるはずのこの仇討ちが何故にこんなに静かなのか。何故こんなに冷静なのかこの人らは。三重はあれだけど。もうこれはあれですね文字通り嵐の前の静けさなんでありますねきっと。この果たし合いが前座になりかねない…とかそういうのはあんまり書くとよろしくないのでこの辺にしておきますが、とにかく次の巻はやばいことになる。それは間違いない。

正直虎眼先生が亡くなられてこの漫画に対する俺の興味もここまでか…と思ったりしたこともありましたが、ちょっと戻りました。気持ちが。それにしても斬り合いをこのような形できちんと読んだのははじめてかも知らんなあ。剣術というのは工夫の上に成り立っているものなんですよね。この人たちの工夫は方向性が基本的に危ないですけど。

シグルイ 8 (チャンピオンREDコミックス)

シグルイ 8 (チャンピオンREDコミックス)

[]ジタバタするよな

わりと真剣に考えてみたところ越中詩郎やら仮面ライダー電王が戦っているときにジタバタジタバタしているのはもしかするとおしっこを我慢しているからなのではないだろうかというところにたどり着いた。俺も我慢してるとき比較的ジタバタしている。

[]メガネを新調した日記

今使っているものとほとんど変わらないメガネを購入しまして、もうメガネを買うのも五回目くらいになっているので非常にスムーズな感じで購入に至ったのですが、受け取りの際に適当にしまっていたところ、眼鏡屋の店員さんに「メガネをしまうときには左側のつるからたたむのです。そのように出来ているのです」と言われて、ははあなるほど…と感心しつつ、この人はもう何度もこのフレーズを口にしているのだろうなあという感じの言い方であり非常に好感を持った。しかしこれがメガネ女史であればもっとよかったのであるが、残念ながらメガネ執事みたいな人であった。それはそれでいいけど。

[]スクールオブです

大日大戦鑑賞。ようやく気がついたのだけど宮本裕向が好きだ俺は。というかこの人たちは普通にプロレスさせてもかなりの試合が出来るのがなあ。やっぱり俺はどうしても日常的に蛍光灯デスマッチが存在しているということに関しては悲しみを覚えてしまうのですよな。蛍光灯の使い方が上手かったりするとまた。しかし蛍光灯デスマッチの何が恐ろしいって、下手したら受け身だって致命傷になりかねないっつうね。そんなことはないんだろうけどね、俺には無理だ。あそこにそーっと横になれって言われたって断る。

あと葛西蛍光灯を全身に浴びすぎているので、電流を流したら体中の傷が発光したりするんじゃないだろうか。発光プロレスラーなんじゃないか。てまあ戯言はあれですけど、葛西は普通に面白いプロレスが出来る選手なので見てると楽しい。いつも血まみれだが。そんで宮本のヤンキードライバーはエメラルドフロウジョンと同系統だと思うのだけど、普通にトラックの上から落としてる映像を見たことがあるので恐ろしい人たちだと思う。あーあとisamiのスワントーンボムみたいな技は見ていて怖い。首折るよあれ。