2007-01-22

[]「職業欄はエスパー森達也

NONFIX見てえ…と思ったんだけど、DVDとかで出てないんですね。ともかくこれは映像があったら説得力が全く違う本でありましょう。あらすじとしてはスプーン曲げ能力者、UFOを呼ぶ能力者、ダウジング技術者といった三人の人たちを主軸に据えた超能力者の日常とかそういった感じのドキュメントを撮る過程の色々を収めた本。

超能力という非常に微妙かつ曖昧なものに対する作者の真摯な姿勢というものに関しては非常に好感が持てるのだけども、基本的に中立の位置を保とうと努力するということは結局真面目になるしかないという感じでもあるのだろうかとも思った。

個人的には宇宙人はいると思っているし、超能力もあってもなくても別にいいと思っているくらいのスタンスなんですけども、この本を読んでもそういった思想的な部分に対して全く訴えかけてくるものはなかったので変な感じである。信じるとか信じないとかそういったことを執拗に考えるというテーマもあったような気もするのだけど、実はそういうのはどうでもよくて結局のところ世間的に微妙な扱いを受けている人たちをそのまま書いているような、それだけといえばそれだけの本であった。

ただそれだけのことが非常に興味深くまた面白かったりするので不思議なところでもある。読んでいる途中でなんだかプロレスラーエスパーってどっか似てるなあなんてことを思ったりしていたらば、唐突に前田日明が出てきたのでびっくりした。まあ実際にはあまりテレビでも見たことはないんですが清田という人が、あなた方はスプーンを真剣に曲げようとしたことがあるのか?UFOを見たいと思って何時間でも夜空を見上げたことがあるのか?というようなことを言っていて、その辺は妙に心に迫るものがあった。何事も否定するのならば真剣にやってみて、真剣に調べてから否定しろよというのは非常によく解る。頭ごなしに否定するのはつまらないことです。

職業欄はエスパー (角川文庫)

職業欄はエスパー (角川文庫)

[]三沢さん

NOAH鑑賞。即日放送の三沢光晴vs森嶋猛GHCヘビー級タイトルマッチを見たわけですが、森嶋が気負いすぎていたのかなんなのか、いつもの凄味みたいなものが感じられなかった。たしかにすごい体をしているし勢いは止まらないし圧倒的じゃないか森嶋は…という感じもしたんですけど、三沢に勝てそうな場面が一つもなかった。あの場外パワーボム辺りでなんかおかしくなったような気がする。前回の三沢戦で感じたもしかしてが全然なかったのがなあ。あそこで本気出したら殺してしまう…とか思ったんだろうか。でもここで三沢が防衛したということは、今後の展開が限られてきますな。三沢からベルト獲っても違和感ないのって今秋山くらいでしょうけど…それはたぶんないし田上もないしなあ。鈴木みのるとかだろかねえ。とりあえず病院直行の三沢が心配です。NOAHで一番あってはならないことは試合中の事故だからなあ。

[]巻き込む

巻き投げをマスターしていろんなものを巻き込んで投げていきたい。どんどんどんどん巻き込んで投げ込んでいきたい。巻き投げていきたい。