2006-01-14

[]「銀魂 1~10」 空知英秋

連載始まった直後くらいまでジャンプを読んでいたような読んでないような感じで記憶が曖昧だったんですけど、一巻のハナクソ深追いの所を読んで、どうやら読んでいたらしいことが判明した。なんかロクでもない記憶だわ。なんかどういう話か全く理解してなかったんですけど、幕末設定でそのまま宇宙人とか来てる未来みたいなそんな感じなんですかね。設定だけでもう面白いんですけど、いつの間にか単行本二桁いってて、ジャンプのことだからもしかしたらバトル漫画になっちゃってるんじゃないだろうか…という不安があったんですが、基本路線の変なギャグというか空気が健在だったのでよかったです。面白い。

この漫画は台詞が面白いというか、絵と台詞のギャップが面白かったり掛け合いがそのまま面白かったりとか色々台詞周りが面白いんですけど、基本のボケは真顔なので誰が喋ってんだか一瞬理解が追いつかないことが結構ある。馴れると大体解ってくる感じですけどなんか独特だ。

というか、こういう時代物設定でみっちりギャグ描いてるのってちょっとすごいというか、ジャンプも懐広くなってんのかもしれないなぁなどということを思った。何様だという感じですが俺が。一巻二巻くらいの感じだといつ打ち切られてもおかしくないって感じもするくらい独特の世界ですけれども、この世界観がある程度固定されて面白くなる所まで連載が続いたのがすごい。

んで、基本的には最近結構あるタイプの脱力系のギャグ漫画というか、基本的にやる気が無い感じであり緩い感じのお笑いなんだけど、所々びしっと決めるタイプといいますか、たまにこちょばしくなるくらいストレートにいいこと言ったりするのでびっくりする。あと毎回落とし方が独特ですよね。はい落ちた終わったって一気にいく感じというか。ラストのコマが唐突であるというか、はいはいここで終わりよーって感じで終わる。何回も続くときもあるけど。

なんかアクションというかバトル系の漫画になってるんじゃないかという予想が覆っていてよかったというか、これって同じジャンプでいうとジャガーさんに近い感じですね。似てないけど。なんか雰囲気とかちょっと近いような。そうでもないか。真選組とか妙な感じのパロディも結構楽しめる感じです。このままだらだら続いて欲しいな。とりあえず銀さんの回想がどっかで本格的に入ったらちょっとまずい傾向のような気がする。でも真面目にバトル描いても面白いかもしれないので解りません。なんか超人募集みたいなのもやってるし。でもバトル漫画描かせたら勿体ない感じもする。というかこういう漫画が載ってるって事はもしかして今のジャンプって結構面白いのかな。あんまり真面目に立ち読んでないので解りませんけれど。

銀魂-ぎんたま- 10 (ジャンプコミックス)

銀魂-ぎんたま- 10 (ジャンプコミックス)

[]タモリ倶楽部

たぶん三週間ぶりくらいのタモリ倶楽部だと思うんですが、空耳アワードの回前編でした。完全に空耳に対する熱意が失われてる感じがひしひしとしているタモリさんですが、アワードは前後編でやるんですね。

少なくとも今年一年くらいは欠かさず見てると思うんですが、Tシャツも一桁くらいしか出てないすからねえ。もうなんか聞こえる聞こえないより映像が面白いか面白くないかの世界になってるというか昔からそうか。そうだったか。元メガデスの人は登場にやる気がある感じだったのでびっくりした。しかし逆空耳は非常に解りにくいと思いました。