2006-05-20

[]「谷仮面 1~6」 柴田ヨクサル

人から勧められて読みました。この人には完全にエアマスターのイメージしかないというか、エアマスターはなんかの拍子に2回くらいしか読んだことないので、ほとんどなんの予備知識も無しで読んでみたら非常に面白かった。

とりあえず序盤の仮面を付けた主人公というのはどうだ!という思いつきのみで始まったようなギャグ的展開から、学園ラブコメバトル漫画へと展開していくのが楽しくてしょうがなかった。というかこの人の絵の向上が凄まじいのかなんなのかよくわかんないすけど、中盤あたりからがっちり島さんのことを好きになってしまったのでなんか妙に敗北感を覚えました。

というかこの漫画は島さんを好きになれるかなれないかで面白さが全然違ってくるんじゃなかろうか。どうなんじゃろうか。あーそうそう、あらすじは仮面を被った高校生である主人公の谷には片思いの人がいて、それが島さんなのですけども、こう、谷はあくまでも島さんを中心に動いており、他にもなんか話があったような気がするのだけど、とにかく島さんのことばっかり考えている仮面高校生なのである。島さんが好きすぎて一歩も歩けなくなったりするわけである。そんで何でか知らないけれど喧嘩が異常に強い。コンクリート素手で破壊するわ、人を蹴れば千葉まで飛ぶわ、50人にのし掛かられても全員吹っ飛ばすわという。

そうだ喧嘩が強いといえば、なんで喧嘩が強いのかに関して全くの説明がないまま異常に強いのである。そして仮面を被っていることに関しても説明無しでどんどこ話は進んでいくわけです。まあ一応最後の方でちょこちょこそれについては触れているけれども、あんまり説得力はない。だからまあ最初は意味がなかったのだろうなと思うわけで、無理に理由付けしていないところが潔くて面白いのです。まあジョジョの石仮面ばりのエピソードがあってもよかったけど。それはそれで。

というか、中盤以降完全にバトル漫画になってしまった感じで、こういった路線変更は少年ジャンプを想起させる感じでうへえ…となりがちなのだけど、この漫画に関しては結構すんなり受け入れて楽しめた。多分この人の戦闘シーンの描き方というのが独特で面白いからなのであろう。というか、谷は戦わせるべきキャラであるような気もする。だから戦い始めて、ああ、谷はどんだけ強いんだろうと興味を持って読めたというか。個人的になんの説明もないけどとにかく無敵だよといったキャラに弱いというのもあるかもしれない。強いから強いんだという。俺がなんで強いか知ってるか?俺だからだ!みたいな感じ。虎はなぜ強いと思う?もともと強いからよ!みたいな。しつこいな。

あとラブコメ漫画としても相当面白かったです。どんどん巨乳になっていく島さんはどうかと思ったけれども。色々な要素を読んでみたところ、この作家さんは非常に正しい漫画描きの人であるよなと思った。ところどころ表現がいき過ぎるけども。あと主人公がずっと仮面を被っているというのは、表情が出せなくてある程度の制限を背負い込んだ感じで描かれるのだろうかと最初思ったんだけどもそんなことなかった。表情豊かだった。仮面なのに。あとウォーズマンに似ているよね。俺も許されるものならば仮面を付けて生活したりしてみたいものだと常々思っていたりいなかったりしているので、非常に面白かったですこの漫画。でもなんだかんだあったけど序盤のギャグ漫画が一番面白かったかもしれない。そのうちエアマスターも読んでみるか。

谷仮面完全版 6 (ジェッツコミックス)

谷仮面完全版 6 (ジェッツコミックス)

[]タモリ倶楽部

色んなソースで酒を飲もうの回。もんじゃ焼きの店でソースだけ焼いて食うのかと思ったとか書こうと思ってたら、本当にソースだけ焼いて食ってたので焦った。井筒監督が出ていたのでやっぱもう普通に酒を飲む回になっていました。本当に普通に酔っぱらうからすげえなあ。テレビなのに。十種類のソースの味見をしておられたので最終的には効きソースとかやって欲しかった。

空耳は最後のが面白かったんだけど、女体の期待を外したので手ぬぐいだった。今日も三枚。