3期鬼太郎と墓場鬼太郎くらいしか熱心に見たことなかったんですけど、普通に楽しめたというか、思ってたよりかなりしっかりしてたし、目玉の親父ってミイラ男じゃなくて強かったんですねと思いましたというか、思ってたより全然アクション要素があったって、まあ鬼太郎だからそっかってなった。なんとなく序盤の因習村の流れで京極堂読んでる感覚になって、ここから本格ミステリを始めてもいいんですよと思いながら見てしまってたので、親父が大暴れし始めたあたりでああそうだ鬼太郎だったじゃんってなったんすよね。しかしこう、なんというか細かいところがよく出来てるというか、水木の早食いとか向こうが透けて見えるたくあんとか、未来への感覚の違いでキャラの説明にもなってる感じとか、なんつうかバトルに入る前までがすごく良かったすよ。酒のんで泣く親父にタバコを渡す水木とかもよかったな。しかしちゃんと伏線張ってきっちり回収していきつつ、戦争とか妖怪バトルとかバディものの定番な感じとか因習とか色んな要素が多すぎて全くダレずに見られて面白かったっす。あとねずみ男って昔はお邪魔キャラだと思っててあんま好きになれなかったんだけど、話を回すのにめちゃくちゃ便利なキャラだよなと思いました。汚い峰不二子みたいなもんだよな。
