■ [読書]「吉田自転車」 吉田戦車
一瞬燃えかけた俺の自転車熱だったんですが、わりと簡単に冷めてしまったわけであり、この中途半端な気持ちどうしたものかなあ…って途方に暮れてはいないんだけど、なんとなく自転車ってなにかっていうところを考えたり考えなかったりしてたときに、ああそういえば自転車本うちにあったなあと思ってなんとなく読んだ吉田自転車はものすごいしっくり来る自転車感であって、読んでよかった。つかず離れずという感じっつうか。ちょうどよい温度というか、なんだろその、平熱感つうのか、そんな感じ。
再読なんですけど、吉田戦車の文章はどうしてこんなに読みやすいのか。最近なんだか集中して一冊の本読めない病に罹っていたんですけども、なんかもうするりと読めてしまった。自転車の感覚もそうだけど、普通に文章書く感覚もすごいしっくり来るというか、こういうなんかやさしい感じはものすごく見習いたいものです。あとナイスバイク号というのはすごいいい名前です。
