2009-07-29

[]おっちゃん

自転車に乗ってジュースを買いに行って、自販機の所でごちょごちょしてたら、全然見知らぬ人、もうちっと詳細に書くと小綺麗な緑のママチャリに乗ったおっちゃんが俺の自転車を眺めており「いい色の自転車ですねえ」って言われたので「ああそりゃどうも」みたいな反応をしつつ、これが有名な自転車乗りの交流というやつなのか…ってか別におっちゃんと交流そんなに持ちたくないな…なんて、文章にしたらあれですけど、実際の所知らない人に対する心の壁がドバーンと迫り上がってきていたので、なんだなんだってなってたんだけども「私はいい自転車を見るとすぐ止まっちゃうんですよ」って言ってきたので「あ、そーなんすか」などと気の抜けた返事をしてしまい、これからどう発展するのかと構えていたら、そこで終わったのでまあよかったのだけど。

まあこの件に関しては別にあんまり感じるところもないのだけど、俺が街中で見知らぬ人に話しかけられた最初は、まだ小さい頃に母親と連れだって歩いていて、信号待ちの時に背後に立った見るからに怪しげなおっちゃんの「わたしね、こどもがだーいすきなんだよ」というやつで、うちの母親がこれに驚いて全力で逃げたというものであり、別に悪意があったのかなんなんだか今では知る由もないけど、なんかおっちゃんに話しかけられた瞬間にそのことを思い出して一瞬硬直したりしたのだった。まあ今では俺も充分おっちゃんだけども。