2006-10-15

[]「超・超・大魔法峠大和田秀樹

リリカルトカレフキルゼムオールということで関節魔法少女第三弾を読んだ。間接魔法少女じゃないです。というかほとんど魔法使いですらない。もしもヴォルク・ハンがかわいらしい少女だったらというような話であろう。そして性格はちょっとラオウっぽい。覇王の思想。

ともあれ「サブミッションは王者の技」というのがこの漫画の全てといっても過言ではあるまい。というかなんだかんだでこの人はまともな漫画描くつもりはないのですよね。野球の殻を被ったりサッカーの殻を被ったり刑事漫画の殻を被ったりしているけれども本質的には思想ギャグの世界であると。そんでこれは魔法少女漫画というか萌え漫画の殻を被っているだけっつう。

全ての技にプリンセスをつけるだけでオチとして成立する世界というのは本当にすごい。大魔法峠、超・大魔法峠に続いて三巻連続で同じような展開なのに全く飽きさせないのが素晴らしいと思います。だけども今巻ではプリンセスに初の敗北が待っていたりするのであった。が、そんなことは全く関係なく話は進んでいくのであります。というかこの人時事ネタとかもやるんすね。意外であった。

超・超・大魔法峠 (カドカワコミックスAエース)

超・超・大魔法峠 (カドカワコミックスAエース)

[]「餓狼伝 18」 板垣恵介 夢枕獏

餓狼伝の主人公って誰だっけ…と思って表紙見たらいたのでよかった。というか出番無さ過ぎるだろう文七。それはともかくとして永田裕志をモデルにしてると思っていた長田弘ですが、俺の中では完全に「おさだ」だったのだけど「ナガタ」コールをうけていたのであらーナガタさんだったんだーと思った。しかし相変わらずの贅沢なコマ使いですねえ。その気になれば読むのに五分もかからない。だけどまあ結構面白かったです。藤巻十三がよかった。こんなに頭の悪い人あんまり見たときないです。

餓狼伝(18) (イブニングKC)

餓狼伝(18) (イブニングKC)

[]牛さん

ワールドプロレスリング。棚橋も天山チャンピオンぽくないのでチャンピオンとはなどと語られても見てて戸惑うというかなんというか。試合自体は水準以上のものだとは思うんですけど…というかフィニッシュのハイフライフローってただのダイビングボディプレスじゃねえか。ファイプロみたいに普通の技を必殺技に設定したところであんまり説得力ねえですよ。これで中邑が駄目だったらもう駄目か新日本。あ、でもまだ永田中西がいた。あと関係ないけど天山がカーフブランディング多用するのはお前が牛キャラなんだからやられるなら解るけど自分がやるのはちょっと違うんじゃないかというような気がする。もうこうなったら天山はロングホーンを頭蓋骨に移植してバッファローマンになるしかないと思います。そしたら1000万パワーになれるし。ねえ。

[]仮面ライダー座布団

なかなかにひどい回だったような気がする。そういうのがあるのはそれはそれでいいと思いますけど。それにしても棒女の棒読みの凄まじさが今週も。というか影山と矢車はライダーと戦うためだけに地獄から戻ってきたのかと思いつつ見ていたら何故か影山が普通に女子高生助けてたりしていたので、お?と思ったら矢車に説教されてたんで面白かった。

あとカブトライダーキックの当たり判定が出始めからというものすごい広さだったのでビックリしましたというか、あの剣はなんなんだ。剣つっても神代剣じゃないですけど。神に代わって剣を振るうのはぼっちゃんじゃないんですか。というかハイパーの時もそうだったけどどうもパワーアップの時に天道が自己完結している感じがどうも。置いていかれているような。ズバーン。まあなんにせよ純粋にアホな加賀美が久々に見られたのでよかったです。ええ。