2009-07-23

[]時には辰爾のように

暑いから散髪でもしようと、理容室に行ってきた。その理容室は店の方針として顔剃りのあるなしが選べるので、その一点においてものすごくごひいきにしたいところなんですけども、行くたびに従業員と制服が変わっているのでなんだか毎回新鮮な気分というか、若干の落ち着かなさを感じている。

でまあ、暑いからという理由なので、思い切ってバッサリいって欲しいという希望を伝えてみたのだけども、理容師の人はだいたい俺のイメージしている半分も切ってくれないのである。俺のバッサリ短くと理容師のバッサリ短くがかけ離れているのであり、毎度毎度そこら辺のニュアンスを伝えるのが難しく、また何度も書いているような気がするけど、理容室に来ると妙に押しが弱くなってしまうので、なんとなくなあなあでいってしまうんですが、今日はちょっと頑張って、この十年くらいかりあげくんみたいになるのが嫌で避けていた刈り上げで俺の短くして欲しい感じを伝えようとなんなら刈り上げてしまっても一向に構わんと伝えたところ、ああそれくらい短くですねという感じに受け取ってくれた感じの「解りました」だったので、あとはもうお任せした!と勝手に大船に乗っていたら、刈り上げはバリカンでやってたけどハサミ代わりにバリカン入れたくらいの刈り上げであり、ああ…と軽く絶望して、やはりここはメートル法による綿密な打ち合わせでしか俺の思いは伝えられぬのかと思ったのだけど、最初にハサミ入れた段階でももっと切ってくれって言えばいいんだろうな。多分。それか自分でハサミ持って前髪をジョキジョキ切り始めるとか。藤波みたいに。

しかしこう、毎回理容室に行くたびになんか書いたりしてるような気がするので、毎回なんか不満を抱いて俺は帰ってきているのだなと思わざるを得ない。でも家帰ってみると切られた直後に感じてたよりは短くなってるのよね。あと短くしすぎると大抵後悔するのでやっぱりこの悶々とするくらいがちょうどよいのかもしれぬ。