デイズゴーン終わり

終わりましたよ。オープンワールド特有の終盤の畳み掛けが気持ちよかったなと今はただ思っておりますが、とりあえず振り返ってみると登場人物がひどかったなという気もするというか、二大ヒールが本当に性格がやべえやつというか、まあなんだ、こんな世界だからしょうがないじゃない、ディーコンも一歩間違えば同じ様な感じになっていたかもしれないじゃないということで納得しておこうかな。いやでも根っこが全然違うよな。ディーコン、サラ、ブーザーはすごい好きですよ。全員純粋に褒められた性格じゃないけど、そこがまたリアルだし。しかしゾンビものなのにゾンビの存在感は薄めなんすよね。大群とかその辺うろついているのはいいんだけど、結局追い詰められた人間やべえみたいなところからは抜けられない話になってしまう。そうそう、身近な人間が感染したりフリーカーで登場したりとかがなかったんですよ。最後までやってからそういうの思い出したけど、ゾンビものの定番を外してきてるんだよな。感染者と書いてフリーカーと読ませているのにも関わらず。でもブーザーとかサラとかアイアンマイクのフリーカー出てきたら困ったと思うのでそれでいいです。タッカーとコープランドだったら2秒で殺すと思うけど。
でもホント、登場人物が好感持てる感じで、俺の好きな皮肉屋の主人公っていう時点でもうどうやったって評価が上がるしかないし、戦闘も拾った武器しか使えないし最初はこれどうなんだろ…って不安になるくらいだったんですが、だんだん快適になってきて、大群以外ならまず負けることなくなったし、500体の大群だって罠と爆弾でほぼ全部殺せる難易度だったんで最終的にはちょうどよかったです。まあ体のけぞりますけど。移動も同じく尻上がりによくなっていく。最初から快適だったらどうだったんでしょうねと思いつつ、色々な理由付けが上手くゲームに落とし込んでる感じがあってそこも好感持てた。ほとんど泳げないとかバイクがボロい理由とか。反面ストーリーは説明不足な部分もあるんだけど、自分は全部説明されるより、逆にそっちのほうがスッと入ってくることが多いので、好みの問題かなと思いました。あと一番良かったのは多分サラの声が坂本真綾さんだったところかなと思いました。おかげですごい好きになったもんなサラのこと。タトゥーがおっかないんすけど。とりあえずこのゲームの評価、ブーザーとサラのことをどう思うかで真っ二つに割れると思います。
あとバグね。噂には聞いてたけど、いるはずのところにいないとか、特にテクスチャ系のバグが頻発してたので、これだけはちょっとなあという感じもあった。ロードすればだいたい直るし、オープンワールドものにはつきものだし笑えるやつならいいんだけど、突然穴が空いて落ちるとか肌とか服がぼかしかかっちゃってにじんで見えるとかそういうのはしんどかった。そう考えるとブレスオブザワイルドってすごかったよねえ。そういうの感じたことないもんな。しかしまあおっさんには丁度いい歯ごたえのゲームでしたよ。めんどくさいのと簡略化するところのバランスも良かった。ゾンビもの苦手だったけど、このストーリーは全然良かった。いい意味で結構裏切ってくれるし。とにかく洋ゲーの皮肉屋のおっさんっていうのが好きなので、これからも年1くらいでこういうのあると助かります。