2010-05-31

[]イングロリアス・バスターズを見た

最初吹き替えで楽して観ようと思ったら、フランス語から切り替わった時の違和感でなぜか赤面したので普通に字幕で観た。とりあえずタランティーノの映画は必ず観る事にしているのだけども、諸事情あって映画館には行けなかったのでいつもは絶対に借りない新作のうちに借りてきて観たわけですけども、色んな意味で期待を裏切らない映画であった。

というかあれだな、いつも思うけど映画マニアみたいな人たちは俺なんぞの千倍くらい面白いに違いないと思うのだが、タランティーノの映画だけは絶対観るぜって思ってる人間にとってはわりと予想通りの展開で、こうなってこうなってこうなって…っていうのが大体その通りになるのが面白いというかホッとするというか。まあ裏切られる部分もあるのだけど、大体死ぬと思ったところで人が死んだ。

つうか最近映画とか観ていると、物事がすんなりいかないのがもどかしかったりするのが自分でなんだかよくわからないけど寂しい気がする。昔は映画だからとかフィクションだからこそのご都合主義みたいなのを嫌悪していたような気がするのだけど、今はなんかこう、すんなり物事が運ばないのが映画だからなあとか、なんにもなければ映画にならんよなとか思ってしまうのでなんか駄目。駄目ね。

まあなんにせよあれっすね、全編緊張感に包まれている感じはたまらないものがあった。どうなるか大体わかるのにすげえ緊張する。これが完全にどうなるかわかった状態でもう一度観たらどうなるのであろうと思ったのだけども、一緒に観た嫁からはすごい不評な感じであったので、この先いつかふと思いだしたときに一人で観ようと思う。というかこれからタランティーノと名のつくものは一人で観ろと言われてしまったので悲しい。今まで一緒に観たのはデスプルーフホステルくらいなのでそうなってしまうのも仕方がないのであろうか。ジャッキーブラウンとかパルプフィクションとかから入ればよかったのかな…。

それはそれとしてブラッド・ピットじゃない主役の二人がすげえよかった。あとバットマン。すごすぎるあの人。

イングロリアス・バスターズ [DVD]

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