■ [読書]「大久保町の決闘」 田中哲弥
面白かったは面白かった。なんか出来のいいゲームブックの一番いい展開というか正解ルートだけをひたすら読んでいるようなそんな感覚。文体が軽すぎるくらい軽いので読みやすすぎるというかんじがした。いいことなんだけど。
あらすじ。夏休みに勉強しに母の実家がある兵庫県明石市大久保町にやってきた主人公はそこが西部劇よろしくガンマンの町であったので色んな騒動に巻き込まれていくっつう話です。まああんまりジャンルはよく解りませんけれども、ライトノベル界隈というのが大体このレベルであったらちょっと凄まじいなあと思った。まあなんか違うからハヤカワから再販されてるのかもしれないですけど。
ものすごい衝撃的って感じではないんだけども、なんかちょっと違う感じの発想と文章が小気味よいといいますか。ちょっと違うのが面白いんですよな。正直いってくだらねえ…って思うところもあるんだけど、いつの間にか読まされているというか、なんか引っ張り込むのが巧みな感じがする。
お話自体はみんなキャラが立ってるんだか立ってないんだか微妙な感じもあったんですけど、主人公が一つの能力に頼って戦うっつう話自体がわりと好みでしたのでそこら辺からも楽しく読めた。つうかこれ三部作なのね。そんなにもつのかこのテンション。とりあえず読みますけど。
大久保町の決闘―COLLECTOR’S EDITION (ハヤカワ文庫JA)
- 作者: 田中哲弥
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2007/03/01
- メディア: 文庫
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■ [テレビ]仮面ライダー牡馬
キバ。いやなんというかその、予想はしてたけど、巨大戦やっちゃうんすね…。電王のギガンテスで意味のなさに気が付いていると思ったんですけど、最終的にライダーが倒せばオッケーなんじゃないのという感じで巨大戦採用したんじゃろうなあ。知らんけど。しかしやっぱなんか微妙っつうかなんつうか。つうか今更気が付いたんですが、紅音也はただのアホなのか。なんかもういろいろ解ってる上でアホみたいな行動ばかりしているのかと思っていたらあんまり裏がなさそうで逆に怖い。ほんで、音也とゆりっつうのはよく考えたらくっつくはずないのよね。くっついたら渡と恵が血縁てことになりかねない。ああでも兄弟ではないという描写もないから解りませんな。なんか前にもそういう展開はあったような気もする。
とりあえずバッシャーがなんか気持ち悪いのとかガルルの人の目的も今ひとつ解らないとか過去のことばかりに目が行ってしまいますが、現在でも相変わらず麻生恵が弱くてすごい。なんであそこまで弱いのか。人のことを素人呼ばわりしてる場合じゃないですよあなた。そして名護氏も相変わらずひどいんですけど、このままの流れでイクサに変身してしまうのですね。ひどい新ライダーとして頑張っていただきたいところです。しかしはじまってまだそんなに経っていないとはいえ毎週毎週新しいオモチャが出てしまうのなあ。