2006-10-27

[]「イン・ザ・プール奥田英朗

「最悪」とか「邪魔」が面白かったんだけども、なんとなく後味の悪さというかものすごい酷い読後感だったのでどうかなと思って読んだら普通に面白かった。あらすじは神経科の医者である伊良部の元に訪れてくる患者たちが治療されてるんだか自分よりアホがいるんだから自分は大丈夫と思うのか、ともかくそんな感じでよくなっていくという連作短編集形式の本です。

水泳依存症とか陰茎硬直性とか妄想癖とか携帯依存とか強迫症とかその辺の症状というのを俺はあんまりよく知らないというか、積極的に知りたいともあんまり思わなかったので知らずにいたのだけれども、これを読んでもそこら辺の知識が増大するということもなく、しかしまあぼんやりと病気の感じが解ったりもするんだけども、それはそれ、という感じで話の流れに妙な安心感があるのだった。

それは伊良部という医者のキャラクターのせいかもしれず、この作者の文体に依るところかもしれないし、毎回主人公が変わる手法のせいかもしれないけれども、とにもかくにも読みやすいし面白い。

というか俺の頭の中ではこの伊良部一郎という人が完全に元メジャーリーガーの伊良部秀輝さんになっているので、なんか読んでるときに不思議な感じがする。阿部寛版と松尾スズキ版があるのは知ってるんですけど、出来れば今度は伊良部秀輝版として映像化していただきたいものである。絶対しっくり来ると思うんだけどなあ。あと普通に狂うという単語が出てきたので相変わらずのあざとさですぜ奥田先生と思った。

イン・ザ・プール (文春文庫)

イン・ザ・プール (文春文庫)

[]ヨガ思った

ダルビッシュさんの事をダル様とか呼ぶ人の存在を確認したときにまあ普通にダルシムさんの事かと思うのは普通ですヨガ

[]高温ノートパソコン日記

常用しているノートパソコンであるメビウスが購入から四年ほど経って高熱が止まらない感じであり、非常に不憫なくらいの温度、人間でいえば常時39℃くらいの発熱、というかなんで人間に例えているのかよく解りませんけれども、熱くて時々熱暴走してしまうのでたまらんという感じなので、パソコン屋に行って冷却グッズとやらを物色した後に新素材の放熱シリコンゴムシートを購入して、パソコンの裏に貼ってみたらぽろぽろ剥がれる。ぽろぽろ。

ノートパソコンの裏に貼って数分後、パソコンを持ち上げてみると落ちてるんですよシリコンゴムシートが。くっつかない。このシート根性全くない。根性の問題じゃないような気もするが、三つ入ってたので三つ付けたら三つとも落ちてたときの切なさったら。だので、もう無理矢理セロハンテープでくっつけてたら、それでも落ちる。落ちた上に無理矢理はっつけてたせいでなんだかシリコン部分が変質しているようでボロボロはげはじめた。ボロボロ。

つう事はあれだ、もうそんな気休めというかごまかしが通用しないくらいに俺のノートパソコンは高熱を発しているわけですね…としばし落ち込んだ後にやっぱ新しいノートパソコン欲しいよなあ…と思いつつ、パソコンに扇風機をあてる日々である。そろそろ扇風機もつらい季節になって参りましたが。つらつら。