2006-10-24

[]「さんさん録 1~2」 こうの史代

面白かったー。全然知らない人だったんだけども、なんとなく読んでたらあっという間に引き込まれた。人生リタイアした老人が交通事故で奥さんに先立たれて息子の家族と一緒に暮らし、今までやったこともない家事やらなんやらをこなしていく話なんですけども、上手く感想が書けないくらい面白い。このさんさん録の「さんさん」というのは主人公の老人の名前が「参平」であり、その参さんのために奥さんが生前書き残していた日記というかメモというかそういったものが「録」なのでさんさん録であり、なんだかよく解らないまま読み始めてタイトルの意味を知っておーってなった。

というか全体的にギャグではないのだけど、暖かい笑いがありがたいというか心地よいというか。基本的にいい話なんだけど、それだけでは済ませない感じなんで非常に読みやすい。うむむ。なんというか自分が経験したはずもないようなことばかりなのに何でか感じる既視感というか懐かしい話でもないのに感じる懐かしさみたいなのがすごい。その雰囲気の出し方が。

というかわりと複雑な心理状態というものを、非常にさりげなく表現していかれるので感心する。すげえなこの完成度…というかもっと読みたい…と思ったんですけど、これが今までで一番自信のない作品なんですと。これが。じゃあ他のも読んでみなきゃならんじゃないですか。ねえ。

さんさん録 (2) (ACTION COMICS)

さんさん録 (2) (ACTION COMICS)

[]今期の目標

冷蔵庫に生姜がないからってしょうがねーなーとか普通に言ってしまってから照れない。

[]KOGANRYU

ネコプロトコルさんのセーラー服と虎眼流エントリを読んで、こ、これはと思ったので積極的に真似たい。というか、セーラー服の部分よりも虎眼流の部分に食い付いていきたい。つまり、世の中にある大体のものに虎眼流を付けたら面白くなるのではないかという発想である。とりあえず大元に「セーラー服と虎眼流」があるので今やってるドラマとかに付けてみたい。

  • たったひとつの虎眼流
  • 14歳の虎眼流
  • のだめ虎眼流
  • 虎眼流の歩く道
  • 嫌われ松子の虎眼流
  • Dr虎眼流診療所2006
  • 渡る世間は虎眼流ばかり
  • アンナさんの虎眼流
  • 虎眼流少女アカネ
  • 水戸虎眼流

わあほれ大抵面白いよ。俺には。全部一緒に見えるような気もするけど。虎眼流は全てを飲み込んでゆく。

[]無理問題

人はおならで空が飛べるのか問題。