■ [漫画]「シグルイ 7」 山口貴由
虎眼先生…!虎眼先生ッ…!という感じですねもう。虎眼先生のいないシグルイなんてシグルイじゃないやい。虎眼先生の笑顔ももはや昔話…。いや元から昔話ではあるけれども。虎眼先生の満面の笑みなんてなかなかリアルタイムでは見られなかったという話である。ほんと…いい虎眼先生は死んだ虎眼先生だけですね…。
というかまあ遠くから見ている分にはというか、フィクションの登場人物としては最高に愛すべきキャラというか今のところ今世紀最高のおっさんであらせられる岩本虎眼先生ですけども、もし自分の職場の頂点にこんな人がいたら即転職を考えるし、苦労して建てた30年ローンのマイホームの隣家に虎眼先生がいたら即引っ越しを考えるだろうけれども、それでも虎眼先生のいないシグルイなんて。
俺たちが虎眼先生のことが好きな1000の理由とかをここに書いてもいいのだけれども、長くなるので割愛いたしますが、虎眼先生を失ったショックを抱えつつ読んだところ牛股師範の牛へのメタモルフォーゼと逆さ牛と口裂け船頭牛と泳ぎ九郎右衛門と藤木の正座前宙神速流れと伊良子のチョキ握りが印象的であった。伊良子は虎眼先生の仕置きの時にしかチョキ握りを見ていなかったはずであり、その伊良子がチョキ握りをしているというのはなんだか感慨深い。あとはもうなんというか話の筋とは全く無関係とも言える内臓がね。描きたいのよね、人体の内側を。若先生は。うん。
というか色々読むべき所はあったのだろうけど、虎眼先生ロストの衝撃が蘇って参りましたのでいろんな意味で打ちひしがれています。次巻予告は藤木のトルネード流れが…!(次巻予告とかないです)