2006-05-15

[]「犬を飼う」 谷口ジロー

表題作及びその連作はペット飼ってる人間は必読である。と思う。動物を飼うことの喜びやら楽しみやら悲しみやら色々なものがつまってます。古本屋の百円コーナーとかによく並んでるのでみんな読めばいいのにと思う。しかし犬から猫に行って人に行くというのはなんだかあざとい感じもしますなという気もするのだけど面白い。でも現在進行形で犬を飼ってる人はあんまり読まない方がいいのかもな。矛盾してるけど生々しすぎる。

そんでお得意の山漫画も入ってるのだけど、この人の登山漫画で親戚の子供が誘拐されて高層ビルの屋上に監禁されているということを知った登山家の主人公がビルを山に見立てて登っていく狂った漫画があったような気がするのだけどこれは違った。あの漫画をどこで読んだか思い出せない。この漫画は「神々の山嶺」に近いものがあるのでこれはこれで面白い。でも狂ってなかった。あとまあ相変わらず絵が上手すぎる。あ、捜索者だたしか。その変な漫画。

犬を飼う(小学館文庫)

犬を飼う(小学館文庫)

[]百田さん

NOAH鑑賞。鈴木・SUWAvs三沢・小川を見た。実況の三沢の怒りの鉄拳エルボー!っていうので噴いた。鉄拳で肘なのか。肘なのかおい。とりあえずSUWAFFFが返されたのが驚いたというか、出したのが驚いた。三沢レベルなら返していいんだ。あと面白かったのは三沢の張り手でしょうか。あの手の技は嫌いだと思ってたんだけど、顔を攻撃されるといやがる三沢社長がキレたのでしょう。

あと百田さんの解説を聞いていて思ったのだけど、百田さんも大概見たまんまのことしか喋らないのだけど、それに対して不快感を全く抱かないのは積極的に前に出てこないところにあるのだろうなと思った。聞かれたときに必要最小限のことだけ答える。谷川とか高田との違いはそこら辺なのだろうな。あと例のCMの「空き室イエイイエイ」に噴いた。

[]私とレッチリとフリーとベース

音楽の感想を書くのは難しい。音と文章というのはわりかし遠いところにいるような気がする。あるときから音楽雑誌がものすごく薄気味悪いものに見えてきてしまった。興味ない人には全く興味ないものだし、興味があったとしても何が好きでどのようなところを聴いているのかというところがもう個人差がありすぎて、自分が書いた感想で誰かの琴線に触れることなどないのではないかというようなことを考えたりする。ひどいときには自分自身ですらなにこの感想文…などと思ってしまうことも。

ということでハードル上げてんだか下げてんだかよく解らない感じですけど、実に半年ぶりの音楽カテゴリであります。

とりあえず俺はレッド・ホット・チリ・ペッパーズに関しては異様に思い入れがあるわけで、一番最初に好きになった外人バンドがレッド・ホット・チリ・ペッパーズであり、まだまだ幼い頃に母乳を聴いて虜になって、その後すべてのアルバムをすぐに買い集め、海賊版すらも買い集め、ライブビデオを買いあさって陰茎に靴下を被せた姿に笑い、頭の上に電球をつけた姿に笑い、頭の上で炎を燃やしているのだけどフリーだけ燃えてなかったりした姿に笑ったりと全般的に笑ってばっかりな感じですけども、まあ特にベースのフリーのことが好きであり、教則ビデオも買ったし、フリーが使ってるからってミュージックマンのベースも買ったし、俺はあなたのタトゥーの位置までほとんど覚えているんだ。そもそもベースをやろうと思ったきっかけはフリーを見たからであった。しかし目標が高すぎてすぐに挫折したのではありますが。

んで、急になんでこんな事を書いているのかといいますと、そりゃもちろん新しいアルバムが出たからでありまして、これに関する感想を書こうと思ったわけなんですけれども、なんせレッド・ホット・チリ・ペッパーズ捨て曲は一曲もないっていうか、世間的に駄作ということにされていた初期二枚のアルバムだってめちゃくちゃ格好いいと思ってるし、ジョンのいないOne Hot Minuteだって格好いいと思えるまで聴きこんだし、ましてやベストメンバーで作ったこのアルバムに格好いいから聴け以外に俺にどんな感想が書けましょうか…という話であり、レッチリはこのメンバーがそろってる限り大きく崩れることはないだろうという安定感を感じる一枚であり、ロックバンドっつうかやっぱファンクバンドだよなと思わされる感じであり、レッチリレッチリしてる感じであり、とにかくもう一生聴き続ける唯一のバンドでありますので、今とても俺は幸せである。聴こう!STADIUM ARCADIUM!

Stadium Arcadium

Stadium Arcadium

[]埼玉県民の憂鬱

テレビ埼玉がなんかの冗談で「テレ玉」とかいう愛称を作ったのかと記憶の奥底の方でぼんやりとは思っていたものの、さっきどうやら正式名称がテレ玉になったようだというのを知って、俺は。