■ [漫画]「Y十M 柳生忍法帳 3」 せがわまさき 山田風太郎
相変わらず壮絶に絵が上手いっすね…。この人の描く戦闘シーンは本当に迫力と動きがあって面白い。柳生忍法帖を読み返したりしてないんだけども、まあ確かにこんな話だったよなあ…という感じはするものの、山田風太郎風味は相変わらず薄い感じである。この人は絵で魅せるタイプの作家さんだなというのを再認識した。
とりあえず緊張感があんまりないんだけど、ここまで油断していたとはいえ七本槍が基本的にアホばかりだからそういう印象なのかもしれない。バジリスクの時ほどはキャラが立ってないというか、十兵衛がいるからしょうがないのだけど。十兵衛が存在ありすぎるんだよなこの漫画は。しかし原作通りというか忍法帖シリーズは基本的にあれなので、なんだか萌えキャラと化している堀の女たちが次々とあれしてしまう様というのは結構来るものがありそうな。ネタバレとか思ったらわけのわからない文章になってしまった。でもまあそれなりに面白いです。絵だけでも読む価値はある。
あとこの漫画と直接関係はないものの荒山徹先生の「十兵衛両断」にてスーパー宗矩が見られるので、十兵衛すごいつっても宗矩の方がすげえかもよ…と思ってしまうのでよろしくないですね。なんだか。
Y十M(ワイじゅうエム)~柳生忍法帖~(3) (ヤンマガKCスペシャル)
- 作者: せがわまさき,山田風太郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/03/06
- メディア: コミック
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