■ [映画]燃えよドラゴンを見た
テレビ東京は昼間にこういう映画をやるので侮れん。録画して見ました。考えるな、感じ取れです。吹き替えだったんですけどブルース・リーの声がイメージと違いすぎてちょっと困った。というかさぁ、こう、普段の時と戦闘シーンでの怪鳥みたいな声とのギャップがさあ…そこがいいところなのかもしれないですけど。
なんというか燃えよドラゴンってあれですよね、ナムコの鉄拳の世界だ。順番的には鉄拳が踏襲してるんだろうけど。武術トーナメントとかあるし。まるっきりブルース・リーも出てるけど。あとオハラが弱すぎて俺はものすごくびっくりした。オハラは無意味に瓦に火を付けて割ったりしてるんですよ。その本気になったオハラが何も出来ずに…。vsオハラでのブルース・リーの最後の顔はすごかった。すごすぎて笑うわ。あの決めの顔は誰が考えたんだろう。発明だよなあれは。
というかブルース・リーの時代というのは一番いいところがスローになるんですよね。これはこれでリーの狂気の顔がクローズアップされるんで効果的なんですけど、三倍速くらいの動きをしているリーの速さを消してしまっているんでちょっとすごい。というか勿体ない。なのでジャッキー映画ではリプレイスローという手段が取られているのであろう。マッハ!!!!!!!辺りでもそうだったので、リプレイスローの方が現在に受け継がれているわけですね。
あとすげえ不細工なマッチョが出てますよね。初めて思ったけど動作がパッション屋良にちょっと似ていた。そんでこの映画ってたぶん三十年くらい前だと思うんですが、綺麗な女の人が何周かして今の世の中の綺麗な人とあんまり変わらない感じになっていたので綺麗だった。これがタイミング外すとやたらと時代を感じさせる女性陣、ということになりかねないと思うのだけど。
あと敵のラスボスがめちゃんこ弱そうなのにかなり強くてその上熊爪拳、いわゆるベアークロー使いなのでちょっと格好良かったです。さほど有効に使えてなかったのは残念でしたけれども。後ろから斬りつけたときには思わず声を荒げました俺は。刺せよお前。