2006-01-07

[]「へうげもの 1」 山田芳裕

きっと面白いんだろうなぁ…と思って読んだらまんまと面白かった。時代物描いても上手いなぁと思ってたんですが、本気で描いたらここまで面白いとは。

織田信長の直臣である、古田左介という人物を主人公に据えて戦国時代の武と文化をを描いた漫画というか、文化ではないのか。数奇者という言葉が出てきますけれども、モノの価値が解る人というか、違いの解る人というか。美意識を持って風流を愛する人というか。その左介が武人としての出世やらなんやらと、数寄者としての性分との間で揺れ動いていく様をいつもの調子で描いていく漫画。

というか短い話ではない漫画でこの手のちょっと飄々とした主人公を描いたのはたぶん初めてだと思うんですけど、って、長くなる話と決めつけていますけれども、戦国武将に対する解釈の仕方とか描写が面白すぎる。松永弾正を描いたものは結構見てきたと思うけれど、あそこまで威風堂々とした弾正を見たのは初めてです。荒木村重も良かったなぁ。

あと嫁を抱きながら茶器のことを考えてるというのが、もうなんかどうしようもない数寄者であるなぁという感じでギャグではないのだろうけどものすごく笑った。そんでもって、数寄者の視点である意味新説の本能寺の変を描いてくれそうな予感があるのでものすごく楽しみであります。

とりあえず光秀と秀吉の描き方でこの人の方向性は見えたけれど、秀吉ってそんなキャラだったのかしら。俺が正しく理解できてないのかもしれないですけど。あと見開きの茶器には一瞬呑まれかけた。この人は何描いても面白いわ本当に。大正野郎的な山田芳裕が好きでなおかつ戦国時代が好きな人にはどストライクな漫画です。

へうげもの(1) (モーニング KC)

へうげもの(1) (モーニング KC)

[]われぽん

今更何なんですけれども「われめDEポン」て名前最初に考えた人は半分冗談だったんじゃないかと俺は思っています。あとたまに見ると今回出ている堺正章加賀まりこ坂上忍萩原聖人がいっつも打っているような気がすると思ったのだけどそんなこともないらしい。

[]禁煙日記

煙草の代わりにコーヒーを飲んでいたら今日一日で二十杯は確実に飲んでいる感じでありまして、これはもうコーヒー依存という感じでちょっとまずいんじゃないかと思いつつ、カフェイン効果で眠れないという感じです。あと胃が痛い。