2011-08-23

[]中邑さん

久しぶりにプロレス見て思うところがあったのだけど、なんかちょっと薄れてきてしまったので、完全に薄まりきらないうちにちょっと書いておきます。その試合っつうのは、この間のG1決勝の中邑vs内藤であり、その時のワールドプロレスリングを見てまず思ったことはといえば、内藤これ絶対禿げるだろう…じゃなくてですね、中邑がものすごく中邑のまま優勝していたという事に驚いたというか、正直デビューからずっと気にくわない感じであり、イグナショフとかと戦ったときも正直イグナショフ応援してたような記憶あるし、高山に勝った辺りでそりゃないだろって思ってた記憶しかなく、マイクはしょっぱい、肉は食わないし、イケメン的扱いされてるような感じなのに実際のところあれだしな…っていいイメージ抱かないままで、時折聞こえてくる本当は結構いいやつであり結構なプヲタであるという評判すら、キャラクター作っててあれなのかよ…というマイナス要因でしかなかった感じなんだけど、こう、中途半端なヒールやりながらG1優勝してもなんかちょっと納得させられている自分がいて驚いたんですよ。

だって中邑変わってないですよ。マイクだって試合後のコメントだって、試合だって変わってないですよ。なんか方向転換したような気がしたボマイェだって、あんなもん紙一重じゃないか。あんなのまともに当たってたら試合終わりますよ。初期型シャイニングウィザードよりもっと殺し技じゃないか。そんなもんただぶん殴ってるのと変わらないような技ですよ。しかしまあ結構好きなんですけど。でもなんつうか非常に中邑っぽい技であるとは思うんですよ。

なんかこう、回りくどいこと書いてますけど、なんかこう、中邑が中邑のままキャリア積んで、なんかこう、突き抜けたような感じがしたんですよね。色々中途半端なんだけど中途半端なまま行っちゃった感というか。ほんでまあ、中邑と言えばやっぱ棚橋のことを思うわけですけども、なんかこう、棚橋もほとんどスタイル変わらないまま新日のエースになったわけであり、スタイル変わってないからこその愛してますであろうし、だからこそのエアギターであろうし。つうか本気で自分は疑問に思っているんだけども、あのエアギターってどこら辺に需要あるの。喜んでるやついるのか。いるならすいません。本当にあれは恥ずかしい。あれを見ると純粋に棚橋すげえなって思えないので、俺を正気に戻す薬としては強烈に作用しているとは思う。

とにかくですよ、中邑とか棚橋を好きになるということはプロレスファンとしてものすごいアドバンテージを得ることだって何年も前に書いている人がいましたけど、あの当時は強烈な皮肉だと思ったけど、やっぱり今もそう思う。やっぱ好きじゃないもんな。しかしこう、ごり押しされている新人って受け入れにくいけど、あっさり受け入れられればそれはそれでなんかこう一緒に成長している感じで楽しめるんだろうかなとか思うんですよね。俺が子供の頃闘魂三銃士やら四天王やらに抱いていた感情を諏訪魔やら潮崎やらに抱いている人たちがいるならばそれはそれでうらやましいことだなと思ったりするのだった。

あとレッドシューズ海野がむかつくんですけど、俺の中でレフェリングにイライラするって阿部四郎以来であり、これってある種の才能だよなって思った。