■ [読書]「アフターダーク」 村上春樹
久しぶりに村上春樹読んだけど、相変わらず何かが解ったかのようにさせる感じというか、無駄に読み手に色々と考えさせようとする文章だなあと思って面白く読んだ。しばらく離れていても一度慣れてしまった文体というのはわりとすんなり入っていけるもんなんだなという感じ。初めて読んだときには全然読めなかった。気障ったらしいというか、鼻につく文章というか。
今回は時間の経過が一晩しかなく、話の分量的にも中編といった感じなんですけど、結局の所なんだったんだという感じであります。まあいつものことだけど。なんだったんだとか結論的なものを求めてはいけないんですよね多分。この小説でこの人がなにを書きたかったかは読んだ人の一人一人の心にありますよね。俺の中にはなにも残らなかったけど。
というか、登場人物の一人の物言いがいちいち癪に障るので、そこら辺で引っかかってしまってなんか反抗的な感想になってしまったというか、世の中には沢山いるタイプの人かもしれないけれども、どうしても好きになれないタイプの人間というか。でもまあ村上春樹の小説に出てくるような人間なんて村上春樹の小説の中にしかいないような気もするけれど。なんかものの見方というか書き方が最後までピンと来なかった。しかしそれでも面白かったという読後感が残っているので不思議なところである。やっぱこの人の文章結構好きなんだなと思った。そんで関係ないけどわりとやさぐれてる人間もビデオのことをヴィデオとか発音するのでさすが村上春樹だぜと思いました。
■ [雑記]やってみたい
ブシドーブレードのシステムでシグルイのゲームがやりたい。とりあえずいろいろ妄想は膨らみますが、高速で動きまくる虎眼先生と鯉をかじる虎眼先生と星流れの体勢で秘剣をギリギリしてる虎眼先生とツボを権左の頭に叩きつける虎眼先生とかじきを振り回す牛股と鼻の横に葡萄ほどの黒子があるカッツェとかはまあ普通に思い浮かぶ。あとは主観モードでの仕置きされる伊良子清玄とか盲目後の主観モード伊良子とか、わあすんげえ面白そう。ってなんか妄想だけで話は終わってますが、今度出るWiiのあのコントローラーでブシドーブレードがやれたらそれだけでかなりの面白さになりそうでもある。さらにシグルイなんつったら。女房を質に入れてでも買わないと。出ないけど。