2006-05-17

[]「悪鬼御用ガラン」 山口貴由

若先生でガランといえば「移動菩薩ジャイアントガラン」なわけですが、これは全然内容が違ったのだった。というか表紙が伊良子だけど主人公は伊良子じゃなかった。当たり前だ。なぜならばガランだからだ。

というか覚悟のススメ以前の漫画なんですけど、作画力は他の覚悟以前に比べると異様に上手い。というかこの主人公が殺す殺す。人を殺す。山口先生は思想がほとばしって漫画になっていたりすることがありますけども、この漫画はそれが極端な形で具現化された例なんだろうな。しかも解りやすくしようとしてより難解になっている感じもする。

でも正直いってこれが面白いのか面白くないのかといわれたら…微妙な感じです。ありえない感じの修正が施されている感が。山口貴由ならば必ず描いているであろう箇所が描かれていない。あと丸々一人の人間が消えている箇所とかあるし。というか全編基本的にグロであり所々エロもあるのにも関わらず、所々の修正はなんなのだ。その基準が解らない。

覚悟以前にある共通の描写の顔の皮剥がれとか肉体両断とか衝撃を受けた部分がその形のままくりぬけるとか内臓デロデロとか異常性交の描写はあるのに。というか話の流れをぶった切る勢いで修正されておりますのよ。こんな形で出版するならば、こんな形でしか出版できないのであればいっそ絶版にしてくれていた方がいいのでは。しかし若先生好きならば十分楽しめる本だとも思いますけど。それもシグルイが好きとかではなくて覚悟のススメから前の漫画を楽しめる人ならば。

それにしても山口先生のかく女人の美しさは相変わらずだなあ。どんな女の子を描いてもヒロインを絶対的ヒロインとして描いている感じである。そこは徹底している感じであります。一番面白かったのは主人公が論理を説いているシーンでした。そらまあ主人公にも主人公の論理があるだろうけどさあ。あと「気鋭!」ね。

悪鬼御用ガラン (SPコミックス)

悪鬼御用ガラン (SPコミックス)

[]オレステス

ゲータレードを飲んでいて、ペットボトルに「Gatorade」と書かれているのを見て、なぜか元西武ライオンズデストラーデを連想してしまった。多分「rade」の部分のみで連想したのだと思われる。

デストラーデといえば、中学校の同級生に色黒で天然パーマでメガネの男子がいたのだけど、当たり前のようにデストラーデ呼ばわりされていたことを思い出した。藤波辰巳が好きないいやつだった。もはや名前も思い出せない。デストラーデとしか思い出せないのが残念な感じでありますが、そのデストラーデ高校デビューしてものすごいヤンキーみたいになっていたのだけど、高校に入ってもデストラーデと呼ばれていたようで、やはりデストラーデデストラーデなのだ。今もデストラーデと呼ばれていたらとても素敵なことだよななどと夢想する。あとたまにオレステスと呼んだりもしていた。オレステス・デストラーデ

[]夢日記

写経をするブルーザー・ブロディを見つめている俺。

[]E

はてなグループが死んでるのでだらっとここに書いてしまいますけど、今テレビ見てたら矢沢永吉インタビューをやっていて、朝から腑抜けた頭でなんとなく見ていたのだけど、もし自分が話をしたら一時間話すごとに寿命が一年くらい縮まりそうな感じで消耗しそうな気がした。イライラと笑いを抑えるのに必死で話すどころじゃないなきっと。貧乏揺すりではない膝の揺れが常に起こっていたのがまた。あれはロック揺すりなのかしら。