2010-04-06

[]なんでも仕事に例えない

自分は基本的にウキふかせ釣りといわれる釣りをしているのですが、釣りをしているときというのは色々なことを考えます。とくに釣れないときっつうのは何をどうすれば釣れるのか必死になって考えます。状況に応じて仕掛けを変えてみたり、場所を変えてみたり、流し方を変えてみたり。そして迷う。経験と知識の引き出しを開けたり閉めたりしてなにがなんだか解らなくなったりするという。いや、解ったつもりになってとんちんかんなことをしてしまっている自分というのにあとで気がつく。

あとで考えると色々と解ってくる自分というのがいるのだけど、その場では混乱しているのですよね。そしてあの時はこうすればとか考えて、そんでまた考えて、もっと考えて、結果的に引きだしっつうかタンスをもう一個増やしているだけという。それじゃいかんなと最近感じるのでやはり釣りに対する自分の信念というか、骨子の部分を固めないといけないと思うのであります。

その骨子というか、一個の基準を作ることによって、迷いがなくなるというか、いらないタンスとか引き出しっつうのは無駄に開けないようになるんじゃないかと思うんですよね。それを捨てるんじゃなくて、そういう迷いとか無駄とかな感じを経たうえでいらないものはしまっちゃうっつうかこの例えで言えば押し入れに入れてしまえば、ある程度物事というのはシンプルになっていくのではないかと。

そしてそれは何も経てないシンプルとは全く違うシンプルなんだろうなと釣りを通して思ったんだけども、それはあれだなあ、仕事と一緒じゃんねえと思った瞬間になんでも仕事に例えるのは非常におっさん臭くていやだなあと落ち込んだりもしたけれど、実際の所おっさんといわれてもおかしくない年なので私はそれなりに元気です。でもなんでも仕事に例えるじじいというのは俺がそれなりに若い頃にもいて、なんでも仕事に例えるなよーって思ってたのでなるべく仕事に例えないようにしていきたいものです。