2007-04-19

[]フィリピーナとワタシ

結構前に会社の飲み会の流れで半ば無理矢理フィリピンパブというところに連れて行かれたことがある。唐突に「フィリピン行こうフィリピン」などと言い始めるので、いったい何の冗談だろうと思っていたらフィリピンパブであった。なんだか知りませんけれども、妙な抵抗感があった俺としては行きたくないとか帰りたいという思いがグルグル頭の中を駆けめぐるも、もうなんか抵抗するだけ無駄だったので渋々お店に入って、得体の知れないウイスキーみたいなのをちびちび飲んでいたりした。

当然、連れて行ってくれた人は何度か来ているので、馴染みのフィリピーナがいるわけであり、その子はやってくるなりふらふらしていて多分泥酔してて席に着くなり半分寝ていた。その人はものすごく板尾の嫁に似ていた。板尾の嫁フィリピン人かどうかは知りませんが、板尾の嫁がいる…などと一人思っていたのだった。

そしてもう一人二人とフィリピーナはやってきたのだけど、どうも俺の隣に座った人はまだ日本に来たばかりらしく、俺も一応の愛想でもって一言二言話したりしてみてもどうも的を射ない感じであり、まあ来たばっかりならしょうがないかと思っていたのだけど、ちょっと話す度にもう一人の女の人とタガログ語で会話を始めるのであった。そしてタガログ語の会話が終わると俺になんだか適当なことを喋ってくるのである。

ああ…もうなんか面倒くせ…!とかもう、俺もほどよく酔っていたのでかったるくなって、うんとかああとかしか言わなくなってしまったんだけども、唐突に「あのさー、ワタシと偽装結婚してください」などと言われて、思わず普通に「うん」とか言いそうになった記憶がある。その後は延々と偽装結婚をすると自分にどれだけメリットがあるのかということを説かれたのだけど、まあ普通に断ってたら今度は「ワタシ静岡に行きたい」しか言わなくなってしまった。

なんだかもうよくわからない…恐るべしフィリピンパブ…と思って、板尾の嫁を見てみたら思いっきり熟睡していたので「すげえ寝てますねその人」と連れの人に話しかけると「いつもこの子はこうなんだ」と言うので自由すぎるにもほどがありますねなどと思っていたら、唐突にバッと起きて「おっぱい揉むかー?」とか聞かれたりした。断ると板尾の嫁はまた眠りについた。

そしてもうそろそろ帰りますかという段になって、俺についていた女の子が他のお客とカラオケでデュエットしており、それがまたなんか妙にうまくて、今日来たばっかり言うてたじゃないですか…なんでそんなに歌うまいんすか…などと思いながら店をあとにした。そんで俺はまだこういう所で楽しむには十五年くらい早いんじゃないかという感想だけが残ったのであった。

[]だからやっぱり米が好きー

朝は基本的にパンを食べるの人なんですけども、パンを普通に食べるとどうしてもだらしなくぽろぽろとパンくずをこぼしてしまっているので、相当用心深く食べなくてはならず、こんなとき白米であれば少なくともこんなにみっともないことにはならなくてもいいのにね…と思ったりもするのだけど、なかなか早朝からがっつり白米を食べる気にもなれないので俺はやむなくもそもそとパンを食べるのです。