2006-08-26

[]「月館の殺人 下」 佐々木倫子 綾辻行人

佐々木倫子さんの漫画には外れなしと思っているのでやっぱり面白かった。何というかミステリというよりテツというか鉄道オタクの話であり、なんなんだこれはという印象も残ったんですけども、いつもこの人の漫画を読んだあとに残るいい話だった感とぼんやりした感のぼんやりの方だけが残った感じだったので、いい話かどうかはともかくとして面白かったです。

ただまあミステリ小説を漫画化という面では原作を読んでいないのでよく解らないのですけれども、ミステリとしては…よく解らない感じでした。普段あまりミステリとか読まないからなあ。こういうのは正しいミステリだよといわれればそんな気もするし。

とりあえずこの人の漫画というか画風のせいで、どうも本当に人が死んでるという気がせず、最終的にみんなが起きあがって戻ってきてハッピーエンドとかそういう展開がある可能性というのを最終話まで捨てきれなかったので、多分俺の読み方に問題があるんだと思います。というか気がついたら上巻出てから一年も経ってたんだね。手元にないので話の筋を忘れていたのもミステリ的な楽しみ方が出来なかった要因かしら。

月館の殺人 (下)??

月館の殺人 (下)??

[]タモリ倶楽部

窓拭きの回。ビルとかの窓拭きするやつですね。ゴンドラとかブランコに乗ってやるやつ。というか昔自分がやっていた仕事だったので普通に面白かった。そんで俺の思い出の中ではいきなり高いビルから吊された記憶があるんですけど、よく考えてみたら低いところで練習したらいいじゃんねえ。これを見るまで気がつかなかった。びっくりです。でも教え方が自分が習ったときとか自分が教えてたときと全く一緒だったのでわりと正しいお仕事をしていたのだなと今更実感した。あと全くやる必要ないのに趣味の範疇で普通にこういう事を学ぶこの人たちはすげえなあ。まあ趣味じゃなくて仕事でしょうけど。あと窓拭きの人たちは普通に食器用洗剤を使っています。自分が仕事やってて一番驚いた事はそれだった。

空耳は悩んで悩んでTシャツ一枚です。

[]黒い太陽

タモリ倶楽部の前のドラマ枠でやってる黒い太陽がすごい。永井大主演の。キャバクラのボーイからのし上がって夜の帝王つうか夜の蝶的なものになっていく話(多分)なんですけど、永井大の常に歯ぎしりしてるような演技がすごい。なんというかパッション屋良永井大かといったテンションである。

昨日の黒い太陽では噛ませ犬がどうのこうのとか、ライバルがどうのとか、引き抜きとか、峰岸徹のべちゃべちゃした演技とかまあ色々あったんですけど、毎週土下座があるような気がする。今週は吹越満さんが土下座をしていた。あと何かと永井大が裸になるのでなんだかよく解らないドラマです。だがそれがいい。個人的にキャバクラのボーイをほんのちょっとだけやろうとして結局やらなかったような、まあとにかくほんの少しだけ関わったことはあるのだけど、確かに永井大のようなテンションの人は結構いる世界だと思うんでわりとリアルなドラマなんじゃろうなとは思います。あと酒井若菜が不憫です。