■ [雑文]ショウユスキー
自分でも薄々は感づいておりつつ、何人かの人から続けて指摘されたので改めて気がついたのだけど、どうも俺は醤油が好きすぎるらしい。人とめしを食っていて必ず醤油をかけすぎるだの醤油を使いすぎるだの言われるんだけども、俺の中では普通というか至極当たり前の分量であり、試しに他の人の醤油量にあわせてみると物足りないことこの上ない。
納豆やら卵かけごはんやらおろし山芋とか大根おろしとかとにかくなんにでもかけすぎるらしい。料理などにもとりあえず醤油入れてみる?という感じであり、考えてみれば世の中で一番心躍る食い物である寿司においても、もしかすると俺は寿司というより醤油をつけた生魚酢飯が好きなのかもしれない。
昔、隆慶一郎先生の小説で、世の中で一番美味いものはなにかという話になって、それは塩ですと答えた人がいましたがそういう感じなのかもしれない。でもそれは塩加減一つでどんな料理もうまくなったりまずくなったりするのよという話であり、塩そのものが美味いとかそういう話ではなかったような気もする。
俺の場合は醤油そのものが好きなわけであり、醤油を飲んでもあんがい美味いと思ってしまったりするのではないかというくらいのレベルであるのでもうなんだかよく解らない。世の中のすべてを醤油色に染めていきたいくらいの勢い、とまではいかないけれども、まあ醤油の種類によって味の違いがわかるほどに醤油通ではないので、これから適当に醤油を愛でていきたい所存です。麦飯に醤油をかけたりしてもそもそ食していきたい。最悪の事態になったらティッシュを醤油につけて食ったりしてゆく構えです。