2007-09-15

[]ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序を見た

なんかもう見なくてはいけないんじゃないかという精神状態に追い込まれたので見てきた。見る前にはまだ儲けようとするか…エヴァーで…くらいにしか思っていなかったんですけど、見てるうちになんか十年くらい前の自分の中の気持ち悪いヲタクの部分を揺り動かされるようなそういう感覚があったヱヴァだった。きっとゲリヲンのヲの字はヲタクのヲです。というか本当にエヴァンゲリオンにははまったわけじゃないですか。そして長い期間をかけてあれを消化したじゃないですか。なんとかケリをつけて終わらせたじゃないですか。それがまただいぶん引き戻されちゃったわけで、サキエルとの戦闘シーンで蛍光緑で光る初号機を見てカッコええ…とか思った時点でちょっと終わった。俺の中のヱヴァンゲリヲンに対する抵抗が終わった。まあ見に行ってる時点で終わってるんだけど。

お話自体に目新しいものはとりあえずなかったし、そこをカットするとシンジくんがちょっとあれな子に見えてしまうのではないかという所はありましたけど概ね記憶との齟齬はなくって、絵は綺麗で予告でガーンとやられて、わりと一般的な感想しか持ってないんですけども、これ以上グーッと入るのが怖いのは今回こそはきちんとすっきり終わらせてくれるのかどうかという不安があるからでして、面白いと思わせておいて最後まできちんと責任取ってくれるのかしらという、テレビと映画で形は違ったけど二回味わった(映画は納得できなくてもう一回見に行ったので三回か)あの脱力感をもう一度喰らわされるのではないかという。でもまあ今回はさすがに見てるうちに落ち着いてきたのであの時ほどはまることはないとは思うのだけど、それでもああいうラストを喰らうのはなあ。まあでも次も見るよね多分。今ならまだ引き返せそうな気もするけど。

しかし昔はシンジくんにわりと共感出来る部分というのもあったけども、今こうして見ると完全におっさん目線でシンジくんに対してもうちょっと大人になれとか思ってしまったりするので思春期的なものは遠くになりにけり…と切なくなった。確実に十歳年を取ってしまったんである。つうか今回何故かゲンドウが格好いいと思ってしまった。それも年のせいか。違うか。しかしまさか俺も三十になって全然知らない人に向かって「ヱヴァンゲリヲン」などと口にせねばならないとは思いもよらなかった。チケット買うときちょっと恥ずかしかった。

で、一応ネタバレというかここから若干内容に触れますけど、陽電子砲って元気玉だよなあって思った。リアル元気玉をやるにはこれくらい面倒くさいことが起こるのですという。つうかラミエルは地面にあの攻撃を繰り返した方が話が早かったのではないかと思った。んでシトの血の雨で出るあの虹が例の眼鏡裸のシーンで出たときにはこれはなんかのギャグなのかと思ってちょっとジンジャーエール噴きそうになった。あとはミサトさんミサトさんのままだったのでよかったです。ここはわりと不安ではあった。ほんで劇中では流れないすけど宇多田さんがFLY ME TO THE MOON歌ってるのを聴いたので、最初にしょこたんさんの残酷な天使のテーゼが流れれてもいいのになあと思った。いや思ってない。

[]タモリ倶楽部

電子顕微鏡で色々なモノを拡大して恐ろしいものを見ましょうの回。やくみつるが出ていたので今日は駄目だ…と思っていたら意外と平気だった。あんまり前に出てこなければそれでいいです。嫌いですけど。あと学校の先生が解説として呼ばれていましたがあの人が電子顕微鏡業界の権威みたいな存在なのかと思ったら趣味で電子顕微鏡を見る人みたいな感じだったので、えーっと結局なんの人…?と思ったのだけど面倒なので調べない。というか基本的にそれを趣味でやっている詳しい人を呼んだりする傾向は普通にあるのでその手かしらとも思った。電子顕微鏡で見たそれらは思っていたよりは恐ろしくなかったです。あ、その先生が下ネタを振られるとドギマギしていたのが面白かった。

空耳は手ぬぐい一枚の耳かき二つです。それはそれとしてたまにタモリ倶楽部の冒頭の尻について考えてみたりするのだけど結論はでない。ケツだけに。